肩こり、頭痛を引き起こす”あるクセ”
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学生時代に夜も眠れないほどの腰痛を経験。
さまざまな治療を渡り歩くが治らず、最終的に自力で克服。
その時に気づいた腰痛の本当の原因と、それを改善する方法を施術、セミナーを通して教えています!
さまざまな治療を渡り歩くが治らず、最終的に自力で克服。
その時に気づいた腰痛の本当の原因と、それを改善する方法を施術、セミナーを通して教えています!
どうもハヤトです。
今日はほとんどの人が無意識にしてしまっている、ある”クセ”について話していきます。
このクセがあると、
肩こり、腰痛、頭痛に非常になりやすくなってしまいますし、
イライラしやすくなったり、緊張しやすくなったり、理由もなく気分が落ち込んだりしやすくなります。
クセというのは、本人が自覚できていない場合がほとんどです。
それが知らないうちに、色んな悪影響を及ぼしているんだから厄介極まりないですよね。
まずは、自分にそのクセがあるのかを自覚することが大事ですので、簡単な診断テストを試してみましょう。
クセ診断テストをやってみよう
まず、その場でドライヤーを持って、髪を乾かしている動作をしてみてください。
ドライヤーがなくても、あるつもりでその動作をやってみてください。
出来ましたか?
では、そこでストップです。
このときの、自分の肩に注目してみてください。
なんか肩が上がっていませんか?
肩の力を抜いて、肩が下がったらアウトです。
肩の力を抜いてみたらわかりますが、
ドライヤーの動作で肩の力を入れる必要は全くないんですよね。
でも、なぜか余計な力が入っている。
この謎のクセがほんとうに多くの人にあるのです。
このテストをやっている様子を動画にしてみました。
・テストをやってみたけどよく分からない
・肩に力が入っているか分からない
・肩の力を抜くってどういう事?
という方は見てください。
いかがでしょうか。
内容としては
あるお客様にこのテストを試してもらっているのですが、
こちらのお客様もやはり
肩に余計な力が入って、肩が上がってしまっていました。
しかも、それを自覚しておらず、
「肩の力を抜いて」と指示しても、どうすれば良いかよく分からない様子でしたね。
このように、多くの人が
肩に余計な力を入れてしまっているのに、それを自覚する事なく過ごしているのです。
これは、
ドライヤーの時だけじゃなくて、
・電車のつり革を掴む時
・箸でお茶碗のご飯を食べる時
・字を書く時
・パソコン作業の時
・普通に歩く、立つ時
など、様々な動作の時にも肩に力が入っている人が本当にたくさんいます。
クセの持つデメリットとは
この肩に余計な力を入れてしまうクセがあるとどんな悪いことがあるのでしょうか?
冒頭にも軽く紹介しましたが
肩に余計な力を入れていると、
当然ですが肩の筋肉が疲れて硬直してしまい、肩こり、頭痛になりやすくなります。
肩の筋肉が硬くなると姿勢も悪くなり、ねこ背や巻き肩になったりします。
すると、全身のバランスが悪くなって、肩以外の箇所でも痛みや不調が出たり、疲れやすくなったりもします。
さらに問題は体だけではなく、心にも現れます。
肩に力が入ってしまう時って
精神的にどんな状況が思い浮かびますか?
おそらく
・緊張している時
・イライラしている時
などが一般的だと思います。
これらは
心の状態が体に影響を及ぼして、肩に力が入ってしまうという一例です。
ここからも分かるように
心と体は連動しています。
つまり、
肩に力が入っていると、
イライラしやすくなったり、緊張しやすくなったりする、という事なのです。
これって完全に損していますよね。
無意識のクセのせいで
体が硬くなって痛みが起きてしまうだけでなく、
あなたの心まで硬くなってしまっているのです。
肩の力が抜けていると良い事づくめ
ここまで、肩に余計な力が入っていることのデメリットについて話してきましたが、
逆に、肩の力が抜けているとどんな良い事があるのでしょうか?
当然ですが
先ほど挙げたデメリットが改善される方向に向かっていきます。
・肩こり、頭痛が改善される
・姿勢が良くなる
・疲れにくくなる
・ストレスに強くなり、イライラしたり緊張したりしなくなる。
これだけでも素晴らしいメリットなんですが、
もっと次元の高い話をすると
肩の力を抜く事で、
『全身の連動』がよくなります。
普段あまりそんな事を自覚していないかもしれませんが、
歩く、立つ、座る、といった動作から、
字を書く、ドアを開ける、といったあらゆる動作で
全身は協力しあっています。
例えば、
腕を上げる動作一つをとっても、
腕や肩の力だけではなく、
全身の筋肉が協力しあって上げています。
しかし、余計な力をいれるクセがあると、全身の連動がそこで止まってしまい、バラバラになってしまいます。
その結果、
本当は全身の筋肉が少しずつ協力してするはずの仕事を、
どこかが怠けて、どこかが頑張りすぎる、という事態が起こり、
頑張り過ぎた箇所で、痛みが起こったり、
姿勢が悪くなってしまったり、
疲れやすい体になってしまうのです。
これについては、
言葉だけでは納得しきれないと思うので
またまた簡単な動画を作ってみました。
どうでしょうか?
見れていない人のために説明すると
1人が下げてある腕を上にあげるのですが、
もう1人がその手を掴んで阻止する、というワークをしています。
普通は、上げようとした手を掴まれたら、それに打ち勝つのは難しいです。
でも、反対の手で、手の『労宮』というツボを押しながらやると、上がるのです。
これは両手であげているのではなく、片方の手はあくまでツボを押すだけで、上げる動作には参加していません。
でも、不思議と上がるようになるのです。
何故そうなるかというと、
『労宮』というツボを押したことで、肩の力が抜け、全身が連動できる様になったから
です。
労宮は手のひらの真ん中あたりにあるツボです。
動画で見ると分かりやすいのですが
労宮を押すと、自然と肩の力が抜けます。
あなたもやってみてください。
ちょっとだけですが、押した手の肩が下がるのを感じれるはずです。
肩の力が抜けると、それまで肩のところで止まっていた全身の連動が繋がるようになるので、
それまでよりも大きな力を発揮できるようになるわけです。
クセを改善する方法
ということで、全身の連動がよくなれば
あらゆる動作をより楽に効率的に行える様になり、
痛みが改善されていったり、疲れにくくなったり、姿勢が良くなったりするのです。
じゃあ、どうやって肩に余計な力を入れてしまうクセをなくすのか?
ということが気になりますよね。
これは簡単な2ステップでできます。
①クセを自覚すること
②それをやめる
以上です!(笑)
本当にこれだけなんですけど、
もう少し説明しておきますね。
まず、クセを自覚しないことには、やめることは出来ないですよね。
僕も、
「肩に余計な力が入っていないか?」
と意識し始めてから、
あまりに色んな動作でクセが発動していてビックリしたことを覚えています。
電車のつり革を握る時、
コップにお茶を注ぐ時、
ペンで字を書く時、
あらゆる場面で肩に力が入っている可能性があります。
これに一日中気をつけなければいけない訳ではもちろんありませんが
たまに意識して、自覚することを今日から始めてみてください。
でも、
・そもそも肩に力が入っているのに、それがよく分からないという人
・力を抜けと言われてもどうすればいいか分からない人
がとても多いことも僕は知っています。
その場合は
まずは力を入れてみる事から始めてみましょう。
肩を上げて、ストンと落とす。
これをたまにやってみてください。
ただ、立っている時、座っている時にやってみてもいいですし、
今まで挙げたような、肩に力が入りがちな場面でやってみてもいいと思います。
やっていると、だんだん力が入っている時、抜けている時の感覚の違いがわかるようになってきます。
力が入っているのに気付いた時に
力を抜くことも出来るようになります。
そうして、日常生活をしていると
本当にいろんな場面で肩に余計な力を入れていることに気づける様になる。
それを一つ一つやめていくだけ。
本当にそれだけです。
地味な仕事だけど、
自分でやるしかないのです。
一つの動作でクセを自覚して、やめたからといって、直ちに効果を感じられるものではありません。
でも、1つ、また1つと動作の質を向上していくことが、長い目で見ればとんでもない違いを生むことになります。
自分の燃費を良くしていく気持ちで。
いつの間にか、痛みが改善していたり、エネルギッシュになっていたり、姿勢が美しくなってることに気づくかもしれませんね。
補足ですが、
肩の力を抜くと、基本的には肩が下がったように見えます。
しかし、だからといって、肩を力を入れて無理やり下げてしまうのは完全に間違いです。
ただ、力を抜く。その感覚を大切にしてみてください。
ということで、
今日は多くの人が持っている、
心と体を硬くしてしまうクセについてお話ししました。
今日からちょっとだけ意識してみてください!
最後までありがとうございました。
P.S.
肩に余計な力が入ってしまうその他の要因として、『思い込み』があります。
姿勢に対する意識が高い人が陥りやすいのですが
「いい姿勢のためには、肩甲骨を寄せて胸を張らないといけない」
と思っている人は結構います。
しかし、これは完全に勘違いです。
こういった誤解を解くことも、体の連動性を高め、動作や姿勢の質を高めていくために必要かもしれませんね。
そんな内容をこちらの記事にまとめてみたので、読んでみてください。
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では。
この記事を書いている人 - WRITER -
学生時代に夜も眠れないほどの腰痛を経験。
さまざまな治療を渡り歩くが治らず、最終的に自力で克服。
その時に気づいた腰痛の本当の原因と、それを改善する方法を施術、セミナーを通して教えています!
さまざまな治療を渡り歩くが治らず、最終的に自力で克服。
その時に気づいた腰痛の本当の原因と、それを改善する方法を施術、セミナーを通して教えています!